新たに、D-TRI(トリップメーターのデジタル化)の御依頼をいただいた
ホンダ・ビート用メーターが届きました。

改造前の動作確認です。
トリップメーターは正常にリセット出来ません。
シートベルトの警告灯が不点灯です。

ウィンカーのインジケータは点灯しました。
速度計のバックライト右側は不点灯です。
内部のネジは、8ヶ所に酷い赤錆が発生しています。

特に酷かったのが、このネジ。
ワッシャーが錆びで張り付いていて、力を掛けないと
ケースから剥がれませんでした。

背面@速度計 の缶も錆びています。
製造日が '91.3.7 ということは、
かなり初期(ビート発売前?)に製造されたメーターのようです。

それに対して、タコメーターと水温計等は2011年製造のようですが
湿気のせいか赤錆が発生しています。

よって、錆を削り落として防錆塗装しました。

その結果、こうなりました。

そして、ここから本題。
トリップメーターの、“でじトリ化!”
まずは、機械式トリップメーターを撤去します。

メーターのベース部分を削って、LCDを仮置きしました。

制御基板とLCDを接続します。
LCD背面の部品は、LCDバックライトの
輝度制御(イルミON時の減光)用です。
いつも通りですが、LCD基板の削り込みは
画面を出来るだけ純正位置に持ってくるための加工です。

トリップのリセットSWも組み込みました。

まだ、メーターパネルのトリップ窓を
縦方向に拡張していませんが、とりあえず動作確認です。
特に問題無いようなので、
2行仕様にするため窓を切削して拡幅するなど、
残りの作業を行います。
--------
ひとまず、今日はここまで。
明日、残りの作業をup致します。m(_ _)m
ホンダ・ビート用メーターが届きました。
改造前の動作確認です。
トリップメーターは正常にリセット出来ません。
シートベルトの警告灯が不点灯です。
ウィンカーのインジケータは点灯しました。
速度計のバックライト右側は不点灯です。
内部のネジは、8ヶ所に酷い赤錆が発生しています。
特に酷かったのが、このネジ。
ワッシャーが錆びで張り付いていて、力を掛けないと
ケースから剥がれませんでした。
背面@速度計 の缶も錆びています。
製造日が '91.3.7 ということは、
かなり初期(ビート発売前?)に製造されたメーターのようです。
それに対して、タコメーターと水温計等は2011年製造のようですが
湿気のせいか赤錆が発生しています。
よって、錆を削り落として防錆塗装しました。
その結果、こうなりました。
そして、ここから本題。
トリップメーターの、“でじトリ化!”
まずは、機械式トリップメーターを撤去します。
メーターのベース部分を削って、LCDを仮置きしました。
制御基板とLCDを接続します。
LCD背面の部品は、LCDバックライトの
輝度制御(イルミON時の減光)用です。
いつも通りですが、LCD基板の削り込みは
画面を出来るだけ純正位置に持ってくるための加工です。
トリップのリセットSWも組み込みました。
まだ、メーターパネルのトリップ窓を
縦方向に拡張していませんが、とりあえず動作確認です。
特に問題無いようなので、
2行仕様にするため窓を切削して拡幅するなど、
残りの作業を行います。
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ひとまず、今日はここまで。
明日、残りの作業をup致します。m(_ _)m
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今回は、HID?によるノイズ?で
バックライト用LEDが切れやすいとの事でしたので、その対策等を行います。
--------
バックライト類は 「+ILL電源」 を使用していますが、
ここに乗ってくると思われる電圧変動(ノイズ)をコンデンサで抑えて、
更にダイオードを使用して電圧を若干落とします。
(後付けLEDの設計仕様によって加減は変わりますが、
寿命が大なり小なり延びます。)

画像の緑丸部分は、ヒューズ(過電流が流れた時に切れる)の代わりに
パターンが焼き切れるように元より設計されている部分なので、
ここには手を着けません。
その傍の、パターンが太くなっている部分を 1~2mm幅ほど切断し、
表面の絶縁皮膜を削り取ってダイオードを順方向でハンダ付け。
ここで使用したダイオードは、普通の整流用シリコンダイオードですので
それなりの電流が流れると、電圧が 0.7V(ボルト) 程度下がります。 (順方向電圧降下)
電流が流れると、電力(=電圧×電流)に応じて熱が発生しますので
(定格で使っても、1本あたり 0.7W(ワット)程度ですが)
分散の意味も込めて 2本並列に接続し、1本あたりの熱負荷を半減させます。

そして、2種類のコンデンサを
「+ILL電源ライン」 (約0.7V電圧降下させる前と後、それぞれ)と
「GNDライン」 の間に接続して、電圧変動を抑えます。

ダイオードでの電圧降下。
(メーターを車載して、エンジンはアイドリング中)
14.06 - 13.30 = 0.76 [V]
、が電圧降下分です。 (温度によっても変動します)
この測定時、速度計右端(自家製LED)以外のバックライトには
純正の電球が入っていて(但しタコメーターはpivot製のため、タコ用の電球 2個はありません)
3ヶ所を全てLED化した時よりも電流が多いので、電圧降下が多めです。

pivot製タコメーターが固定されておらず、組み立て時に作業しづらいので
両面テープで軽く固定します。
(向きを変更したい場合は、力を掛ければ直ぐに外せます)

水温計側のELバックライトが
透明なテープで固定(位置決め)されています。
これが若干下がってしまっているので、経年劣化の影響を受けない
針金(樹脂コーティング有り)で軽く保持させます。

「フレキシブル基板 & 電球ソケット」 の端子が酸化して、
接触不良が発生していますので、端子磨きと端子用防錆油の塗布。

以上で各種作業は完了しましたので、本日
元の箱に収めて発送致します。
(テールライト関連のことについては、別途ご連絡いたします)
デジタル化をご用命いただきまして
ありがとうございました。m(_ _)m
バックライト用LEDが切れやすいとの事でしたので、その対策等を行います。
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バックライト類は 「+ILL電源」 を使用していますが、
ここに乗ってくると思われる電圧変動(ノイズ)をコンデンサで抑えて、
更にダイオードを使用して電圧を若干落とします。
(後付けLEDの設計仕様によって加減は変わりますが、
寿命が大なり小なり延びます。)
画像の緑丸部分は、ヒューズ(過電流が流れた時に切れる)の代わりに
パターンが焼き切れるように元より設計されている部分なので、
ここには手を着けません。
その傍の、パターンが太くなっている部分を 1~2mm幅ほど切断し、
表面の絶縁皮膜を削り取ってダイオードを順方向でハンダ付け。
ここで使用したダイオードは、普通の整流用シリコンダイオードですので
それなりの電流が流れると、電圧が 0.7V(ボルト) 程度下がります。 (順方向電圧降下)
電流が流れると、電力(=電圧×電流)に応じて熱が発生しますので
(定格で使っても、1本あたり 0.7W(ワット)程度ですが)
分散の意味も込めて 2本並列に接続し、1本あたりの熱負荷を半減させます。
そして、2種類のコンデンサを
「+ILL電源ライン」 (約0.7V電圧降下させる前と後、それぞれ)と
「GNDライン」 の間に接続して、電圧変動を抑えます。
ダイオードでの電圧降下。
(メーターを車載して、エンジンはアイドリング中)
14.06 - 13.30 = 0.76 [V]
、が電圧降下分です。 (温度によっても変動します)
この測定時、速度計右端(自家製LED)以外のバックライトには
純正の電球が入っていて(但しタコメーターはpivot製のため、タコ用の電球 2個はありません)
3ヶ所を全てLED化した時よりも電流が多いので、電圧降下が多めです。
pivot製タコメーターが固定されておらず、組み立て時に作業しづらいので
両面テープで軽く固定します。
(向きを変更したい場合は、力を掛ければ直ぐに外せます)
水温計側のELバックライトが
透明なテープで固定(位置決め)されています。
これが若干下がってしまっているので、経年劣化の影響を受けない
針金(樹脂コーティング有り)で軽く保持させます。
「フレキシブル基板 & 電球ソケット」 の端子が酸化して、
接触不良が発生していますので、端子磨きと端子用防錆油の塗布。
以上で各種作業は完了しましたので、本日
元の箱に収めて発送致します。
(テールライト関連のことについては、別途ご連絡いたします)
デジタル化をご用命いただきまして
ありがとうございました。m(_ _)m
続きです。

D-TRI化のため、機械式トリップメーターを除去します。

錆びた缶は赤錆を削り落とし、亜鉛粉末入り防錆塗料等を塗布する予定です。

メーターのベース部分を切削して、LCDを埋め込むスペースを作ります。

仮ですが、LCDと制御基板を取り付けました。
周囲に落ちているのは、文字盤の周囲に付いていた
朽ちたスポンジをこそぎ落とした物です。

リセット機構も錆々なので、錆落とし。
これも後ほど、塗料で防錆します。

仮組みです。見た目が綺麗になりました。

表面側です。
基板間の接続や、金属類の防錆塗装はまだ行っていません。
--------
昨日までの作業は、ここまでです。
作業が進み次第、続きを掲載いたします。m(_ _)m
D-TRI化のため、機械式トリップメーターを除去します。
錆びた缶は赤錆を削り落とし、亜鉛粉末入り防錆塗料等を塗布する予定です。
メーターのベース部分を切削して、LCDを埋め込むスペースを作ります。
仮ですが、LCDと制御基板を取り付けました。
周囲に落ちているのは、文字盤の周囲に付いていた
朽ちたスポンジをこそぎ落とした物です。
リセット機構も錆々なので、錆落とし。
これも後ほど、塗料で防錆します。
仮組みです。見た目が綺麗になりました。
表面側です。
基板間の接続や、金属類の防錆塗装はまだ行っていません。
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昨日までの作業は、ここまでです。
作業が進み次第、続きを掲載いたします。m(_ _)m
こちらも、D-TRI(トリップメーターのデジタル化)の御依頼をいただいた
ホンダ・ビート用メーターです。


元々、凹凸で表現されていたオートバイ用メーターのような
デザイン部分が塗装されています。
タコメーターはpivot製に交換されています。

内部は、錆びているネジが多数あります。
緑丸部分、純正タコメーター用のバックライト電球ソケットがありません。
(pivot製に交換されているので不要です)
赤丸部分、警告灯用の電球ソケットがありません。

その為、警告灯は点灯しません。(^_^;)

ケースを開けます。
タコメーターのネジも、

各所、結構な赤錆です。(^_^;)

トリップメーターの右端、例によってワッシャーの錆で樹脂が削れています。
(これも、トリップメーターが正しくリセットできなくなってしまう一因です)
速度計背面のコイルカバー(缶)にも、若干の錆。
--------
ひとまず、ここまで。
後ほど、続きを掲載いたします。m(_ _)m
ホンダ・ビート用メーターです。
元々、凹凸で表現されていたオートバイ用メーターのような
デザイン部分が塗装されています。
タコメーターはpivot製に交換されています。
内部は、錆びているネジが多数あります。
緑丸部分、純正タコメーター用のバックライト電球ソケットがありません。
(pivot製に交換されているので不要です)
赤丸部分、警告灯用の電球ソケットがありません。
その為、警告灯は点灯しません。(^_^;)
ケースを開けます。
タコメーターのネジも、
各所、結構な赤錆です。(^_^;)
トリップメーターの右端、例によってワッシャーの錆で樹脂が削れています。
(これも、トリップメーターが正しくリセットできなくなってしまう一因です)
速度計背面のコイルカバー(缶)にも、若干の錆。
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ひとまず、ここまで。
後ほど、続きを掲載いたします。m(_ _)m
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昔ながらのアナログも味があって良いけれど、
デジタルも便利だし面白いかも?
、と感じてもらえるような味付けが出来たら。:-)
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